エネルギー供給で地域の発展を支える

石油事業部
部長 堀川 健

産業と暮らしを支える石油製品

石油事業部では、新潟県内外の提携約30店の給油所にガソリンを供給する卸部門と、官公庁や法人へボイラーや製造用の石油製品を販売する直売部門に大別されます。エネルギーが多様化する今も石油は日本のエネルギーの主流を占め、産業や暮らしに欠かせない存在です。

新潟には金属加工を始めとする製造業が多く、潤滑油など様々な加工油が求められており、ビジネスチャンスが拡大しています。多様化するニーズにスピーディーに応え、地域の発展に寄与しています。

公共性の高さを自覚し安定提供を実現

エネルギーの使命は、たとえ非常時でも安定供給を行うこと。髙助では荒天や災害を想定して二重・三重の防御線を張り、万全の態勢を備えています。グループ会社の山ス運送に専用タンクローリー8台を確保し、年間を通じて安定供給と緊急時の機動力を兼ね備えています。停電時には公共機関や病院に非常用発電のための石油製品を、大雪でも給油所へガソリンや灯油を確実に届けられるよう、シミュレーションが欠せません。公共性の高さを自覚し、責任を持ってエネルギーを届けています。

カーボンフリーな次世代エネルギーを

環境への配慮、持続可能な社会の構築のため、社会が求めるエネルギーが変わろうとしています。それは当社が昭和に経験した、石炭から石油への変換と同じ。動きを敏感に察知していち早く行動し、太陽光発電など再生エネルギー事業へも乗り出しています。将来的には、水素エネルギーなどカーボンフリーなエネルギーの取り扱いも視野に、地域に根ざしたエネルギー供給を支える役割をこれからの世代でもしっかりと果たしていきたいと思います。

※2019年12月に取材した内容です。